進撃の期間工ブログ

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もし太陽に核ミサイルを撃つことが出来れば太陽を消せるのか?

 

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核を人間がいる場所に向かって撃つとか正気じゃない

 

どうも進撃の期間工です!

 私たちが生きていくうえで最低限必要となるものは空気と水です。

 

そして私たちを照らし続けてくれる光・太陽もそれに含まれます。

 

太陽がなければ、地球の-200℃の極寒の世界となり、生命のほとんどは死に絶えるでしょう。

 

その太陽に核ミサイルを撃ち込んだらはたしてどうなるのでしょうか?

 

今回は、太陽に対して核ミサイルを撃ち込んだ時に起きるであろうことをお伝えします!

 

この記事を読んでくださった方は是非コメントをお寄せください!

 

目次です!

 

地上に核を落とした場合の効果

まず、私たちが住んでいる地上からスタートしていきましょう。

 

人類最初の核実験は1945年7月16日。アメリカ・ニューメキシコ州アラモゴード近くの砂漠で行われました。

 

その後週間もたたないうちにアメリカは広島に、次に長崎に原子爆弾を投下しました

 

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そして1980年まではアメリカや旧ソ連、イギリス、フランス、中国は核実験を合計で543回行っています。

 

核爆発が起こると、空気は一瞬で数百万℃から数億℃に加熱されて巨大な火の玉になります。

 

この火の玉はそれ自身が超高熱なので辺りを焼き尽くすと同時に、

 

急速に膨張して周りの空気を激しく押すので衝撃波が発生し、これが爆風となってあらゆるものを粉砕します。

 

その後も空気中に放射性物質が拡散し、地表面や農作物に長い年月をかけて影響を及ぼすのです。

 

上空に核を撃った場合の効果

それでは次に大気圏内ギリギリの高度400キロメートルに場所を移してみましょう。

 

今から50年ほど前、アメリカは実際に上空で核爆弾を爆発させる実験を行いました。

 

1.4メガトン、実に広島に投下された原爆のおよそ100倍ほどの出力がある水素爆弾をミサイルに積み、

 

これを発射して中部太平洋ジョンストン島上空・高度400キロメートルで爆発させました。

 

核爆発で放射されたX線ガンマ線はそのまま地球上にふりそそぎ、

 

地球の高層の大気の分子にぶつかってそこから電子を叩き出します。

 

叩きだされた電子は電磁パルス(EMP)となって強烈な大電流が送電線などに入り込み、

 

ネットワークで結ばれた発電や変電施設は次々に焼け落ちる状態になるのです。

 

コンピュータはもちろん、スマホやパソコンなどの電子機器部品にも大電流が入り込み、破壊されます。

 

事実、ジョンストン島から1000キロメートル以上離れたハワイ諸島でEMPにより送電設備が故障し、大停電になったそうです。

 

この実験がアメリカ本土上空で行われていたら、全米規模の電力喪失事態が起きていたことでしょう。

 

街中の信号機や病院の機械も止まってしまい、何百万人もの生命が危険にさらされることになります。

 

人体に直接的な影響はなくとも、電化製品に依存している現代社会は、大混乱に陥ることは間違いありませんね。

 

宇宙空間で核を売った場合

宇宙空間においては、大気分子が少ないために、火玉の生成は活発なものとならず、

 

放射線として放出されるエネルギーの割合は高くなります。

 

そのため、高度が高ければ高いほど核爆発による爆風の影響は減少するのです

 

つまり、核爆発が宇宙空間で起きても、大気がありませんから爆風などは起きません。

 

爆発のエネルギーによるきのこ雲もできませんし、地球の自転や軌道などに影響は皆無です。

 

地球どころか、直系数キロメートルの小惑星が相手だったとして、軌道を極めてわずかにずらすのが精いっぱいでしょう。

 

人類が作りだした核爆弾程度の爆発では、地球はもちろん、その他の天体の軌道に与える影響はゼロに等しいでしょうね。

 

太陽に核ミサイルを撃ち込んだ場合

太陽に核ミサイルを撃ち込んだらどうなるのかを考える前に、太陽についておさらいしましょう。

 

太陽の直径は約139万キロメートルあり、これは地球が横に109個も並ぶ大きさです。

 

太陽の内側では、大量の水素が核融合反応を起こしており、中心温度は約1600万℃にも及びます。

 

核融合反応というのは、4個の水素原子が衝突を起こし、1個のヘリウムに変わる反応のことです。

 

この反応により、太陽は1秒間に約430万トンも体重を減らしているのですが、

 

それはなくなったわけではなく、水素爆弾数万個分というもの凄いエネルギーに変化しているのです。

 

すなわち、太陽は自然の原子炉であり、天然の原子核融合炉と言えるでしょう。

 

さて、そんな存在の太陽に核ミサイルを撃ち込んだらどうなるのでしょうか?

 

ズバリ!太陽に到達する前に、太陽の熱で燃え尽きてしまうのです!

 

たとえ、地球上全体にある核ミサイル爆弾が、太陽に到達して起爆できたとしても、

 

その爆発力は太陽にとってはあまりにも無力すぎて太陽の活動に変化はありません

 

約6500万年前に恐竜の絶滅を引き起こした、直系10キロメートルの隕石でも、広島に投下された原爆の50億個分もの威力があります。

 

地球表面の生態系には甚大な被害を及ぼしましたが、地球自体には何の影響ありません。

 

現在、広島に投下された原爆の数千倍の威力がある水素爆弾も開発されていますが、地球上全ての核爆弾を集めたとしても

 

直系10キロメートルの隕石の衝突よりもはるかに劣り、太陽どころか地球でもびくともしないのです

 

ましてや、地球の33万倍の質量を持つ太陽にはダメージを与えられるはずがありませんよね。

 

太陽にしてみれば「あれ?何か音がした?」くらいのレベルで核ミサイルを感知することすら不可能でしょう。

 

人間が微生物にたいあたりされるくらいの威力だと思っていいくらいです。

 

こうして考えてみると、地球や太陽の頑丈さは驚くべきことがあるのですね!