人間が宇宙空間で死んだらどうなる?
宇宙旅行の費用高すぎ
どうも進撃の期間工です!
NASAは2030年代に人類を火星に送ることに目標にしています。
地球から火星までは最短距離でも7528万キロメートルあり、片道だけでも半年以上かかります。
考えたくはありませんが、宇宙飛行士が宇宙で不幸な目に遭った場合、どうなるのでしょうか?
今回は宇宙で命を落としたらどうなるのかについてお送りいたします!
この記事を読んでくださった方は是非コメントしてください!
目次です!
宇宙空間で死んだ人は今まで一人もいない
宇宙は宇宙服などの装備なしでは生きられない空間ですが、
実はこれまで、打ち上げ・期間中の事故を除いて宇宙空間で亡くなった人は一人も存在していません。
しかし、火星など他の星に行くために地球を遠く離れ、長い時間をかけて渡航を行う場合、
これまでに経験したことがない事態に遭遇することは想像する通りだと思われます。
もし、それが死であるならば果たしてどうなるのか次から詳しく見ていきましょう。
宇宙に遺体を埋葬する宇宙葬ができる?
アニメやSF映画のように遺体を「宇宙葬」と称して宇宙空間に放出すればいいと考えている方もおられるかもしれませんが、
それは国連の決議によって禁止されているのです。
それは、もし多くの遺体を宇宙空間に投棄すると、衛星に衝突する恐れがあるためです。
また、生物が生息する惑星があったとして、そのようなところに遺体が到着した場合、
地球外生物が地球に寄生する恐れもあるからです。想像してみたら怖いですね。
なので、もしあなたが宇宙葬をしてもらいたい場合は、米国内に実在する宇宙葬業者に依頼するしかありません。
火葬された遺体をカプセルに入れてアメリカの業者に送れば、人工衛星に積まれて打ち上げられます。
ですので、人によっては初の海外旅行と宇宙旅行が同時に体験できるのです。
宇宙で遺体を吹き飛ばす?
遺体を投棄することは出来ないとはいえ、そのままだと新たな問題が発生します。
遺体の安置に必要な場所が不足するのです。
船外活動の中で死亡事故が起こった場合、活動服に収まった状態で遺体が保管されることになります。
しかし、死後の遺体は腐敗を逃れることは出来ません。
腐敗に伴う臭いの発生や、排泄物などは、宇宙船の衛生状態を悪くします。
宇宙を渡航する飛行士たちにとっては非常に大きな問題となるのです。
そこで思い切って遺体を投棄したとしましょう。
すると、地上では起こりえないことが発生するのです。
宇宙は無重力状態であり、空気が存在しない宇宙空間では、同じ速度で移動している物体は同じ運動を続けます。
そのため、船体から宇宙空間へ遺体を放出して埋葬しようとしても
原則的にはずっと宇宙船についていき、飛行を続けてしまうのです。
そのため、実際に遺体を宇宙空間にうまく埋葬するためには
小型の噴射装置などを用いて宇宙船の軌道から遺体を分離させる必要があるとのことです。
つまり人工的に吹き飛ばされてしまうのです。
人間に食べられる?
大航海時代、嵐などで渡航ができなくなり、何日も漂流を続けることがありました。
あらかじめ積んでいた食料や水分は底を尽き、乗客院は次々に命を落としていきます。
そんな状況で生き残りをかけた乗組員が取りうる選択肢の一つが、亡くなった人の遺体を食べるというものです。
宇宙でも同じように、複数のクルーが存在します。
しかし目的地までに必要な食糧が不足してしまったとします。
そんな究極の環境下では、誰か一人が最終的に生き残ることを目的に他のメンバーが自ら命を絶ち、
最後の一人が人体を栄養源とすれば、当面の危機は乗り越えられるかもしれません。
新しい世界に旅立つ際、そこには必ず何らかのリスクが付きものなのですが、
あなたが宇宙飛行士の一員だとしたらどうしますか?
宇宙空間に放り出された後は?
もし、宇宙空間に放り出された場合、遺体は放りだされた速度をずっと維持しながら宇宙空間をさまよいます。
菌がいなければ当然腐敗せず、酸素がなければ当然酸化もしません。
血液が沸騰したり、身体が爆発したりするなんてこともないのです。
ですが、宇宙空間は超高温・超低温の極端な環境です。
遺体は次第に物として保てなくなります。
遺体はバラバラになっていくなり、宇宙空間に膨大に漂う岩石や隕石に衝突され破壊されるなり、
星の重力に引きつけられるなりして長い時間を経て原子レベルまで分解されるでしょう。最後は無です。
運良く星にも隕石から逃れられても太陽系で放り出された以上は太陽の重力により、
螺旋状に徐々に太陽に近づき、最終的に燃え尽きます。
遺体が無になるまで相当の時間がかかりますが、あまり見たくないものであることは間違いありません。
その時は間違いなく人間としての原型を留めていないでしょうから。