進撃の期間工ブログ

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もしも海の海水が真水だったら人類の生活はどうなるのか?

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 海で本気で泳ぎたーい!

 

どうも進撃の期間工です!

 生命の源・海。

 

その塩分濃度は3.5%と言われています。

 

海水浴をしている時、誤って海水を飲みこんでしまい、咳き込んでしまったことがあるかもしれませんね。

 

「いっそのこと、海水が真水だったら良かったのに!」と思った事があるかもしれません。

 

そうすれば海の塩に困ることはありません。

 

今回はそんな海水が真水だったとき、どうなるのかお送りいたします!

 

この記事を読んでくださった方は是非コメントしてください!

 

目次です!

 

水不足が解消し海からの綺麗な水が飲めるようになる

地球は表面の70%が海で覆われており、これは陸地の2.4倍にもなります。

 

北半球と南半球を比べてみても、北半球では約60%、南半球では約80%が海です。

 

海全体の面積は3億6106万平方キロメートルあるので、「塩の水」として豊富にあると言えるでしょう。

 

しかし今、世界は深刻な水不足に悩まされています。

 

干ばつ被害の少ない日本では、あまりピンと来ないかもしれませんが、

 

2016年には「世界人口の約66%が水不足に悩まされている」という発表がされています。

 

また、世界人口の約1割に当たる7億人は継続的に飲料水を利用できない状態で生活しており、

 

飲用に適さない不衛生な水の為に年間約180万人の子供が命を落としているのです。

 

それは世界の水の97%が海水のため、真水は残りの3%しかないのです。

 

そして実際に生活で使える真水は0.0001%のみです。

 

海水をろ過しようにも、塩分濃度の高い海水を飲み水に加工するには、かなりの手間がかかります。

 

もし海水が塩を含まない水だったら、「水不足」なんて言葉は存在していなかったのかもしれませんね。

 

塩分濃度が下がるため浮力が減る

浮力とは、水中にある物体に働く上向きの力です。物体を水の中に沈めようとしても浮き上がってきますよね。

 

プールに入ると身体が軽く感じたり、池に投げた石がゆっくり沈んでいくのは、浮力が働いているからなのです。

 

浮力は、液体と接する面が大きいほど、より多く得ることができます。

 

また浮力は液体の重さに比例するので、液体が重ければ重いほど、より大きな浮力を得られます。

 

しかも、塩分を含む海水は真水に比べて重く、真水の1.02倍の浮力を得ることが出来るのです。

 

なので、もしも海が真水になってしまったら、船は今のままでは沈んでしまうかもしれません。

 

船体を軽くするか、積載量を減らすか、もしくは船体を広げる必要があります。

 

結果的にコストが高くなってしまい、物流に大きな影響が出てしまうでしょう。

 

塩が取れなくなるため、塩が高級品になる

海が真水になれば、飲料水が増えますが、その一方で、塩が取れなくなってしまいます。

 

海から塩が採れなくなれば、残された採取場所は塩湖から形成される岩塩のみになります。

 

岩塩は地殻変動で海水が陸に閉じ込められ、長い年月をかけて結晶したものです。

 

いわば、数億年~数千年前の「海の化石」なのです。そのため、私たちが意図的に作り出すことは出来ません。

 

つまり、海が海水になってしまうと、塩は石油と同じ有限の資源となってしまうのです。

 

岩塩がほとんどない日本は海外からの輸入に頼らざるを得なくなり、塩の価格は高騰するでしょう。

 

ファストフード店でフライドポテトを注文する際、塩は別料金になってしまうでしょう。

 

海で魚が育たなくなり、寿司が食べられなくなる

海水魚がいなくなり、海では淡水魚しか釣れなくなるでしょう。

 

マグロやサバ、さんまなどの天然ものは食べられなくなってしまうのです。

 

食べられる淡水魚は、主にイワナやヤマメ、ニジマスなど、焼いて食べるものばかりになります。

 

一般的に、このような淡水魚には寄生虫が潜んでおり、生で食べることは危険だと言われています。

 

もちろん、適切な処理をすれば生でも食べることは可能なのですが、

 

マイナス20℃の超低温で冷凍する必要があり、家庭用の冷蔵庫では難しいと言えます。

 

そうなると、日本料理から「刺身」が消え、回転寿司屋も無くなってしまうかもしれませんね。

 

寿司どころか、食べられなくなる料理が増える

お寿司屋お刺身だけでなく、普段私たちが食べているほぼ全ての料理が食べられなくなる恐れがあります。

 

おにぎりは作れても、海苔と塩が手に入らず、お米を握っただけの代物になってしまいます。

 

定番おにぎりの具材である、おかか、つな、昆布、タラコ、梅の実を塩漬けした梅干しすらありません。

 

さらに醤油や味噌といった調味料にも塩が使われています。

 

塩が無くなると、煮物やお味噌汁ですら、無くなってしまうのです!

 

また、豆腐を固める「にがり」にも海水が使われているので、お豆腐も出来ません。

 

私たちの生活は、豊かな塩を含む海によって支えられているのですね!