もし地球の裏側まで穴を掘ることが出来ればブラジルに辿り着くことは出来るのか?
ブラジルの人聞こえますかー?
今から日本から地球に穴を掘って向かいますねー!
どうも進撃の期間工です!
日本から見た南米はブラジル。
地球深く、どこまでも穴を掘り進んでいけば、いずれはブラジルに出られるハズです!
日本の首相も似たような事をしていましたね。(内核通り大臣)
しかしそこには、みんなが想像しているより、多くの障害が待ち受けているのです。
今回は、地球の裏側に行けるトンネルを掘った時、どうなるのかについてお送りいたします!
この記事を読んでくださった方は是非コメントしてください!
目次です!
地球の内部は物凄く暑いというより熱い!
この記事を読んでくださっている方は真っ先に「地球の中って暑いんじゃね?」と思ったことでしょう。
そう、この地球貫通の旅は暑さとの戦いになるのです。
地球内部は地殻・上部マントル・下部マントル・外核・内核に分かれており、中心部に行くほど熱くなります。
まず穴を落ち始めて1分後、地下18キロに達した時、周りの気温は早くも530℃になります。
5分後、地下440キロメートルで1000℃を超え、10分後に地下1700キロメートルで2000℃を突破します。
15分後は地下3600キロメートルで5000℃、そして地球の中心を通過する21分後にはなんと6000℃になっています!
こんな灼熱地獄の中に体一つで飛び込もうものなら1分と持たずに死んでしまいます。
やがて水分は蒸発して体は灰になり、周囲の酸素と反応して発火炎上します。
その結果、骨はおろか、何も残りません。
太陽の表面温度に触れているのと何ら変わりはないですからね。
なので、次は耐熱性の装備があると仮定して考えてみましょう。
地球の内部はとても長い!本来通るべき場所じゃない
東京は北緯35度41分、東経139度45分。
その裏側の地点は南緯35度41分、西経40度15分です。
そこはウルグアイから東に1000キロメートル離れた太平洋。つまり、東京の裏側はブラジルではないのです!
地球深く穴を掘ってブラジルに到達できるのは、日本では奄美大島や沖縄だけです。
そこで、沖縄県の那覇市からブラジル南西部まで穴を掘っていくと考えましょう。
地球の直径は1万2800キロメートル。地球の裏側近くには、この距離のトンネルを掘らな掘らなければなりません。
地下鉄工事などでトンネルを掘るのに使われるシールドマシンは、硬い岩盤を力強く削ります。
しかし、そのスピードは最高で時速2メートル前後。2キロメートルではなく2メートルですからのろいですね。
このペースで1万2800キロメートルを掘るには、24時間稼働させても730年かかります。
2018年から工事を始めたとしても、トンネル開通は西暦2748年です。
トンネルを完成させた方がこの動画を見ているのであればぜひ教えてください!
次は最新鋭の掘削技術があると仮定してみましょう。
一生穴から出られない可能性がある
極めて速く穴を掘る技術が開発されて、全長1万2800キロメートルの地球貫通トンネルが開通したとしましょう。
そこへ人間が飛び込んだらどうなるのでしょうか?
地球の重力は、地球の中心に向かって働きます。
飛び込んだ人は、最初、重力に引かれて速度が上がっていきます。
しかし、中心を過ぎると重力に引き戻されて、速度が落ち始めるのです。
この結果、地球の中心を通過する瞬間は、速度はマッハ23まで速くなるのです!
そして、地球の裏側に達する瞬間、速度は0になります。
その機を逃さず、穴の周囲のどこかに無事着地すれば、そこがゴールです。理論上の、所要時間は42分です。
かつて成田とリオデジャネイロを繋ぐ直行便があったころ、所要時間は28時間でした。
これに比べると、驚異的な速さですね。
ただし、着地に失敗すると、再び穴に向かって落ちてしまいます。
そして那覇に戻ってくるまで、また42分ということになりヘタをすれば、これが一生続くことになります。
また、飛行機をはるかに超える高速で移動するわけですから、速いどころではありません。
身体がその重力に耐えられず、反対側に着いたころには、
バラバラになった人間がミキサー状態になって届くなんてことになります!
スピード、重力、耐熱、あらゆる難題をクリアしているという前提での考えですが、先は長そうですね。