進撃の期間工ブログ

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現在より地球の平均気温が2℃高くなってしまったらどうなる?【パリ協定】

 

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10月になってもまだ暑い

 

どうも進撃の期間工です!

 

2018年夏、日本は猛暑となり国内の10都市以上が最高気温40℃に達しました。

 

特に7月23日、埼玉県熊谷市では最高気温が摂氏41.1℃を記録。

 

2019年ではあの北海道の帯広市で38℃を記録しました。

 

2013年に高知県四万十市で記録された41℃を上回り、観測史上最高気温となったのです。

 

この猛暑により、2020年に東京で開催される夏季五輪にも、影響があると言われています。

 

しかし、もっと大きな危機がすぐそこまで迫っているとしたら?

 

今回は、地球の気温が2℃上がった場合、何が起こるのかについてお伝えします!

 

この記事を読んでくださった方は是非コメントしてください!

 

目次です!

 

地球温暖化で起こる「ホットハウス・アース」

実は地球の温度は、1760年代ごろから1830年あたりまで、1℃上がっています。

 

しかも、現在も10年ごとに0.17℃、地球の温度が上がっているそうです。

 

18世紀に始まった産業革命以来、人は石油や石炭、天然ガスを大量に燃やしてきました。

 

化石燃料排出物が急増し、結果として大気中の温室効果ガス濃度が増加し、

 

20世紀初頭から地球の平均気温は上昇の一途をたどっているのです。

 

歯止めの効かない温暖化の行く末は「ホットハウス・アース」。

 

ストックホルム大学による研究結果によると、

 

地球全体の気温が2℃上がればこの現象が起きると言われてます。

 

ホットハウス・アースの影響は「甚大で、時に突然で、間違いなく壊滅的」だと指摘する研究者もいるのですが、

 

わずか2℃上がっただけで、一体どのように危機的な状況になるのでしょうか?

 

次から詳しく見ていきましょう。

 

ホットハウス・アース現象とは具体的に何なのか

ホットハウス・アース現象により、世界の平均気温は産業革命前と比べて4~5℃高くになり、

 

海水面では最大で60メートル上昇するとも言われています。

 

そうなると海抜の低い地域では、浸水するかもしれず、集団移民を計画せざるを得なくなります。

 

また、高潮などで波が高くなることもあり、津波などの災害の危険性も増してくるのです。

 

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計算上、15センチの海面上昇につき、毎年5兆円の負担がかかることになるとも考えられているのです。

 

加えて、地球の気温が1~2℃上昇するだけで、20~30%の動植物が絶滅の危機にさらされます。

 

それによって現在の生態系は崩れてしまい、多くの国や地域が深刻な状態に陥ってしまうでしょう。

 

シベリアなどにある永久凍土の融解は特に深刻な問題と言えるでしょう。

 

北半球の土地のおよそ1/4を永久凍土が占めていますが、永久凍土の大部分が溶けてしまうことにより、

 

空気中に大量の炭素やメタンガスが放出されてしまうことになります。

 

これらの温室効果ガスが放出されると、さらに地球温暖化を進める要因となってしまうのです。

 

ホットハウス・アースは氷河期よりも危険?

現在、太陽活動は弱まる傾向にあり、21世紀中に長期的な不発活気に入るという予測があります。

 

いわゆる、ミニ氷河期ですね。

 

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14世半ばから19世紀半ばにかけて同様の現象が起こったとの記録があります。

 

イギリスのテムズ川などは完全に凍結し、作物が育たないため、飢饉が頻繁に発生したのです。

 

1315年には150万人もの餓死者を記録し、疫病による死者も増加しました。

 

このように、温暖化ではなく、寒冷化をもたらすようなミニ氷河期が来ると考える人たちもいるそうです。

 

しかし、当時のミニ氷河期は、世界的にはそれほど大きな気温の低下をもたらしてはおらず、

 

かつ原因の一部には火山噴火による灰や塵などの影響も含まれます。

したがって、太陽活動の低下の影響は世界に平均気温で0.3度程度です。

 

一方、ホットハウス・アースは2℃上がっただけで様々な影響が地球のあちこちに現れるのです。

 

気候変動による最悪の事態を避けるためには、産業革命前に比べた気温上昇を2度までに抑えることが必要であり、

 

気候変動に関する2015年のパリ協定でも、この目標の達成に向けて、世界の国々が同意しました。

 

しかし、この目標を達成することは想像以上に難しいと言われています。

 

唯一良い点があるとすれば、ホットハウス・アースによる最悪の事態は、

 

今から1世紀~2世紀の間には訪れないということです。

 

しかし、一度始まってしまったら、止める手立てがないというものまた事実なのです。