木星がないと地球は破滅する?地球から見た木星の偉大さ
木星ってでかすぎ
どうも進撃の期間工です!
太陽系最大の惑星・木星。
地球と比較すると、質量は約318倍、直径は11倍、体積は約1321倍というとんでもない大きさです。
もしこの木星がなかった場合、どうなっていたのでしょうか?
今回は、木星がなかった時、どうなっていたかについてお伝えしていきます!
他にもどうなるのかコメント欄に書いてみてください!
目次です!
地球に隕石がよく落ちるようになる
科学者たちは木星と小惑星の衝突は1か月に5回ほど起こっていると予測しています。
これは木星が大きな重力を持っているため。地球の代わりに木星が彗星や小惑星を引きつけて衝突を受け止めてくれているのです。
しかし、木星がない太陽系では、盾になってくれる惑星が少ないため、地球への衝突頻度が上がります。
木星は地球の1000倍も隕石を引きつけていますが、それがなくなるので地球に降る陰性が増えるはずです。
恐竜を絶滅させたような大きな隕石が落ちる確率が格段に高くなるでしょう。
過去10年間、木星に彗星や小惑星が衝突している様子が何度か観測されていますが、
この結果、現在も地球が木星に守られているという状態になっています。
衝突頻度の高い太陽系では、生命が誕生するそばから衝突が起こるため、
生命体の大量絶滅は現実よりも多いと予想されるのです。
地球の科学が今よりもっと進んでいた
しかしその反面、科学が現実以上に進んでいたとも予想されています。
というのも天体衝突が高い頻度で起きるので、それに備えて宇宙のことをよく知らないといけないからです。
私たちの太陽系が天動説を体系化したのは2世紀のことなのですが、
科学の進化が進んでいた場合、宇宙へ行く技術が進んでいたかもしれません。
天体衝突が頻度な太陽系では流れ星が最大の脅威なのですが、
もしかしたら、今頃『隕石回避マシーン』が出来ていたかもしれませんね。
木星が存在しなければ地球は存在していなかった
科学者いわく、太陽系がまだ生まれて間もないころ、
太陽の回りには地球の数倍程度の質量を持つスーパーアースという惑星が周回していました。
しかし、あるとき木星がやってきて周回する惑星の重力を変えてしまったとのこと。
木星の登場によって惑星たちは至るところで衝突し合い、砕け散った破片は、
太陽に引きつけられ飲みこまれ、太陽系の内部には惑星がほとんどなくなってしまいます。
そして、土星が形成されるに伴って木星は再び太陽のもとを離れ、
残された惑星の破片がくっつき合うことで岩石惑星が誕生しました。
この時出来たのが、彗星や金星、地球、火星といった星々です。
この説によると、もし木星が存在しなければ、現在地球上にある生命は存在しないことになります。
もちろん惑星に生命が生まれる可能性が全くない、とは断言できないのですが、
少なくとも木星がスーパー・アースを破壊しなければ、地球は形成されていませんでした。
もし木星が第2の太陽になったら?
実は木星は、太陽とよく似た成分で出来ています。
太陽は73.46が水素で、24.85%がヘリウムです。
木星はというと、水素が約81%、ヘリウムが約17%で出来ています。
そのため、木星は古くから『太陽になれなかった星』とも呼ばれています。
それでは、もし木星が第2の太陽になったらどうなるのでしょうか?
手っ取り早く言うと、地球が存在できません。
木星の位置に太陽と同質量の恒星があるとすると、太陽と木星が互いを周りあう連星という状態になります。
連星系の場合、連星となっている星の周囲は、引力が周期的に変動して軌道がかく乱され、
最終的に恒星に衝突するか、外にはじき飛ばされるため、惑星そのものが存在できません。
仮に連星の周囲を恒久的に回る惑星があったとしても、連星よりずっと遠くを周回しなければなりません。
つまり、地球は消滅しているか、生命が誕生できない星になっているかのどちらかなのです。
木星がなかったとしても、違う存在になっていたとしても、今の地球はありません。