もしも降ってくる雨が止まないとどうなるのか
小学生のときに喉が乾いたときは雨の水を飲んでました
どうも進撃の期間工です!
日本では、季節や気圧配置が少し変わるだけで長時間、雨が降り続けることがあります。
特に2018年7月には、中国・四国地方を中心に大雨が降り、甚大な被害がもたらされました。
もし雨が止むことなく、1か月以上にわたって降り続けた場合、どうなってしまうのでしょうか?
今回は雨が止まずに降り続けた場合、どうなるのかについてお伝えしていきます!
他にもどんなことが起こるのかコメント欄に書いてみてください!
目次です!
一番多く降り続いた記録は?
記録上で最大年間降水量を記録したのは、1994年です。
場所はインド北東部メーガーラヤ州のマウシンラムです。
「世界一湿った場所」との異名を持ち、26000mmもの降水量に達した年もあるのですが、
マウシンラムの隣の街、チェラプンジでは、19世紀からずっと最大降水量の世界記録を保持していました。
チェラプンジでは、1860年8月から1861年7月にかけて26461mmの降水量を記録しています。
1年間で1時間も休まずに3mmの雨が降り続いた量になるのですから凄いですね。
日本国内では、宮崎県えびの市が1993年に年間降水量が8670mmという日本記録を持っています。
また、気象庁の記録はないものの、屋久島の山岳部では年間降水量が10000mmを越えることもあるそうです。
ちなみに国内最長の降雨記録が出たのは東北、仙台でのことで、
2017年7月22日から雨が降り続き、36日後の8月27日、やっと雨が止みました。
この都市では東京都でも2018年8月1日から21日まで21日間にわたって雨が降り続いていました。
それでは、このままずっと雨が止まない場合、どうなってしまうのかを次から見ていきましょう。
街全体が混乱する
もしも、1か月以上にわたってどしゃぶりの大雨が降り続いた場合、
街には水があふれ、スーパーや病院は浸水し、都市機能はマヒしていきます。
この雨は社会生活に混乱を引きおこし、私たちはどこに避難すればよいのか分からなくなるでしょう。
自治体は非難勧告や避難指示を出しますが、市民はそれをためらうことが多々あります。
「自分の家は安全だから」と思っていると、予想を上回る大雨が襲ってくることがあるのです。
そして、あまりに長期間続く雨は思わぬ影響を与えることになります。
植物が減少する
大雨や豪雨は、地上の植物や作物、樹木に悪影響を及ぼします。
毎日雨の日が続くと、植物はそれに合わせた吸収をしているからです。
つまり植物が水を多く吸うと、傷んでしまいます。
植物の中には野菜やコメなども含まれるため、食糧供給にダメージが出ることも避けられません。
家畜も大雨にうまく適応できないため、食糧となる資源が不足していきます。
またそれだけではなく、呼吸に必要な酸素量に至るまで全てに悪影響が出始めるでしょう。
酸素量が減る
植物は二酸化炭素を吸収しており、光合成によって酸素に変換しています。
地球の酸素の約30%は、陸生植物の光合成によって生産されているのですが、
その陸地が水で浸水し、太陽の光が雲で遮られると、植物は光合成に必要な栄養素が得られなくなります。
そうなると大気中には、より多くの二酸化炭素が残されて、酸素量は減っていくのです。
海には地球の50%以上の酸素を供給している植物プランクトンがいるのですが、
これらも同様に、海洋へ降り注ぐ太陽光不足によって、死んでいくでしょう。
健康が悪化する
激しい雨によって、湖や川の水はあふれ、雨水が流れこんだ下水は逆流していきます。
そうなると道路上は汚染水で溢れていってしまうのです。
汚染水にふくまれるものは、汚物から重金属まで幅広くあり、海洋生物に被害を与え、飲料水を汚染します。
またこの汚染水は、A型肺炎や嘔吐下痢、腸チフスなど、健康上の問題を引き起こす危険性があります。
さらに、水場が増えることで蚊が大量発生し、マラリアやデング熱、黄熱病が流行しやすくなるでしょう。
そして、浸水した家ではカビも繁殖します。
地面が崩れる
激しい大雨が続くと、各所で恐ろしい地すべりを引き起こします。
地すべりは土砂崩れを起こして、道路を瞬く間に遮断し、家屋を押しつぶします。
電力線が絶たれることで、電気設備や通信設備にも悪影響を与えるでしょう。
また大雨による土壌の浸食は、地下の岩盤を暖め、地震に影響することも分かっています。
もし大雨が長く続いた後に地震が起こったら、恐ろしいことが起こりうるのです。
もちろんこれはもしもの話なのですが、
実際に、常識を覆すほどの異常気象が何度も起こっている事を覚えておかなければなりません。