FGOのスパルタクスが率いていた軍はマジのスパルタだった
FGOのSINのスパさんマジで感動した
どうも進撃の期間工です!
古代ギリシア時代の「スパルタ」は当時、世界最強の軍隊で鳴らした都市国家として知られていました。
また、アレキサンダー大王が目にしながら制圧しなかった唯一の国であると知られています。
実はこのスパルタは他のギリシャ諸都市とは異なる国家制度を有しており、
極めて厳しく、過酷な軍事的教育制度があったのです。
というのもスパルタに生まれた男の子は幾多の試練を経て戦士へと育てられ、
彼らの育ての親は母親ではなく国家であったと考えられています。
さて、そこで今回はそんなスパルタすぎる教育について探っていきたいと思います!
目次です!
なぜ強くなろうとしたのか
スパルタの人口構成は一般市民が2万人ほどに対し、その10倍ほどの数の奴隷がいました。
20万人ものの奴隷が一丸となり、反乱を起こしたらひとたまりもありません。
そこで彼らスパルタ人が出した結論は「市民の一人一人が奴隷10人分に当たる力を付ければいい」、、、なんともムチャクチャですね。
そのため彼らは生まれた瞬間から厳しい軍事教育を行います。
これが現在のスパルタ教育という言葉の元になっています。
スパルタ人のスパルタ教育
生まれた直後に健康な子か調べる
スパルタでは生まれた際に入念な検査をします。
未熟児ではないか、奇形ではないか、肌の色は良いかなど徹底的に調べられます。
もし、健康だと認められない場合、崖から投げ飛ばされて殺されてしまいます。
7歳になった男の子は親から引き離され合宿場に入る
7歳の誕生日を迎えた男子は家族との生活から引き離されます。
30歳になるまで、男だけの集団生活を行うのです。当然妻をもらうのも30歳になってからです。
性欲旺盛な多感な時期をどうやって乗り越えるかはご想像にお任せします。
しかし、そんな生活の中で作られた男たちの結束は鋼鉄のように強固です。
敵国からは「スパルタのファランクス(密集歩兵部隊)は1隊が1匹の生き物のようだ」と評されています。
成人の儀を乗り越えなければ死ぬ
13歳の誕生日を迎えた男は、一本の短剣を渡されそれ以外はすべて没収されて街から追い出されます。
一年間は街に戻ることが許されず、食料は近くにある奴隷たちの暮らす村から奪わなければなりません。
軍事訓練で奴隷を狩る
スパルタにはヘロットというパレスチナ人の奴隷がいました。
その扱いは酷く、クリュプテイアという軍事訓練では、
奴隷を恐怖で縛りつけ、少年たちに戦う準備をさせるために命すら奪われたそうです。
どういうことかというと、スパルタの少年たちは短剣と食料を与えられ、出来るだけ多くの奴隷を狩るよう命令されます。
そして少年たちは夜になるまで待ち伏せしては、そこを通りかかった奴隷や働いている奴隷に襲い掛かったのです。
これは少年たちにとっては訓練となり、奴隷たちにとっては
自分たちの置かれた立場を思い知らされるという恐ろしい軍事訓練でした。
女もムキムキ
健康な子供を出産するために女性も肉体の訓練を行いました。
また、女性は15歳になると前述の訓練を終えた30歳の男に嫁がされるのですが、
当時の男は戦死する事も多かったために3人兄弟に1人の嫁があてがわれることもよくあったそうです。
スパルタ教育以外の教育は禁じられた
スパルタ人として生まれたということは戦士として生まれてきたという考えがありました。
商人や農民ではなく、戦士として生まれたのです。彼らは戦いを仕込まれ、タフであるよう求められ、
また必要がある時に限っては文字も教えられました。
しかしそれ以外のスパルタ教育から外れたことは固く禁じられていました。
課外の教育は危険な贅沢とみなされ、足し算や引き算を学んだり哲学的な謎を考察することも一切認められなかったんだそうです。
兵士は命令に即座に従うことだけを求められる存在なので、伝統的な教育法は彼らを弱体化させると考えられていたのです。
もし、兵士が他の職業に就きたいと考えてしまうと戦いや命令に集中しなくなるので戦いに関係しないことは一切が遠ざけられていたようです。