日本人ですら立ち入りが禁止されている日本の島5選
沖ノ鳥島は島というよりむしろ岩
どうも進撃の期間工です!
私たちが住んでいる国・日本。実に6852もの島が存在しています。
大小さまざまな島が点在し、それぞれ独自の風習や文化を育んでいますが、
中には私たち日本人ですら絶対に立ち入ることが出来ない島も存在するのです!
今回は日本人ですら絶対に立ち入ってはいけない日本の島を5つ、ご紹介いたします!
この記事を読んでくださった方は是非コメントしてください!
目次です!
日本の最南端の島、沖ノ鳥島
沖ノ鳥島は、太平洋上に位置しており、サンゴ礁からなる無人島です。
東京都小笠原村に属し、日本の領土として最も南に位置しており、日本最南端の島としても知られています。
緯度は20度であり、サウジアラビアのメッカ、メキシコシティ、ハワイ諸島の南部と同じ位置です。
「沖ノ鳥島」が公式に記載されたのは1929年(昭和4年)のことですが、その名前の由来は不明となっています。
郵便番号は「100-2100」、市外局番は「04998」であり、1番地(北小島)、2番地(東小島)があります。
しかし、沖ノ鳥島はそもそも無人島かつ電話の加入者がいないため、手紙や電話が届くことはありません。
サンゴ礁の中には北小島、東小島、観測所があり、コンクリートで頑丈に周りを固められています。
毎年2回、職員が沖ノ鳥島へ行き、島や護岸の点検、維持補修や気象観測などを行っているようです。
周囲11キロの沖の鳥島があることによって、日本本土より広い約40万平方キロメートルの排他的経済水域が確保されていることになるのですが、
船の座礁の可能性や島を破損させてしまう危険性から一般人の上陸は極力控えてほしいとのことです。
上陸するには、旧日本軍が掘った水路をボートで通っていくのですが、
浅瀬のうえ潮流もあり、今のところ、クルーズを客船で遠くから見るのが一番無難だそうです。
生きている軍艦島、契島
契島は広島県豊田郡に属し、瀬戸内海に浮かぶ9万平方メートルの島です。
この島のほとんどが東邦亜鉛株式会社の所有で、同社の工場となっています。
日本の40%以上の鉛がこの島で製錬されており、国内で鉛鉱石からの製錬を行っている島はこの島の工場のみです。
290円を払えば、町営フェリーに乗って契島の波止場まで行くことができますが、
そこから先は、会社関係者以外は立ち入り禁止となっているのです。
しかし、近年廃墟マニアの間で長崎県の端島に次ぐ「もう一つの軍艦島」として注目が集まっており、
無断で工場の敷地内に立ち入るマニアが後を絶たず、問題になっているそうです。
島は7つの工場が24時間稼働し、物流センターや社員住宅が設置されており、約250人が常時働いています。
硫酸も取り扱う非常に危険な工場なので、立ち入りは絶対にしないようにしましょう!
立ち入りが禁止されている島、沖ノ島
2017年7月、日本のとある島が世界文化遺産に指定されました。
それは沖ノ島です。福岡県宗像市に属し、九州本土から約60キロメートル離れた周囲約4キロメートルの孤島です。
宗像大社の神領であり、島内には17世紀半ばに建立された沖津宮(おきつぐう)が鎮座しています。
「神宿る島」と呼ばれており、島全体が宗像大社沖津宮の御神体で、今でも女人禁制の伝統が守られているのです。
男性でも一般人は毎年5月27日に行われる現地大社以外は上陸を基本的に認められません。
上陸できたとしても、一般人は男性100人程度であり、半数強は地元の氏子が優先されるそうです。
男性は上陸時、裸となって海中で禊を行うことが求められます。
この島に滞在が許されているのは宗像大社の神職ただ一人で、島の石ころや雑草ですら持ち帰ることは出来ません。
また、世界遺産の登録に際し、島への接近・上陸対策の強化をユネスコから要請されたため、
2018年からは研究者を除く一般人の上陸は全面禁止することが決定されました。
無断で上陸した場合、刑法の住居侵入罪が適用され、礼拝所不敬罪にも問われる可能性があります。
御神体島として皇室、国家安泰の祈りが連綿と捧げられている神聖な島なのです。
立ち入りが禁止されている島、扇島
扇島は神奈川県横浜市鶴見区と、川崎市川崎区にまたがる約7平方キロメートルの人工の島です。
島の上には首都高速湾岸線が横断していますが、途中に出入り口はありません。
島内にはJFEスチール東日本製鉄所や東京ガス、扇島工場など、私企業の工場が立ち並んでいます。
夏休みなどに小学生を対象とした工場見学を行うこともあるそうですが、一般人は原則立ち入り禁止。
2001年のアメリカ同時多発テロ発生後、港湾施設への人の出入りチェックをする必要性が出てきました。
扇島の中には、直接外国と物資のやりとりをする港があり、その管理者である企業は、厳しく監督する必要があります。
無許可で島に渡るとテロリスト扱いされる危険性がありますので絶対に上陸しないようにしましょう。
消えた、もしくは存在していなかった中ノ鳥島
中ノ鳥島は東京都に属し、北緯30度5分、東経154度2分にあったと言われています。
なぜ、「あった言われている」のかと言うと、実はこの島は現在存在していないのです。
どういうことかと言いますと一度はしっかりと発見されながらも、その後、どうしても再発見することが出来ず、
そのため、とうとう海図から抹消されてしまったといういわく付きの島なのです。
1907年、実業家の山田禎三郎氏は中ノ鳥島を発見し、上陸の後、測量を行いました。
火山帯からは大きく外れており、海域の水深は約5000メートル、島の外周は約6.65キロメートル、面積は約2.13平方キロメートルだったそうです。
島内にはリン鉱石が約2メートル堆積し、アホウドリが数百万羽もいたそうです。
島の発見という山田氏の報告を受け、政府は中ノ鳥島を日本の領土として正式に認定します。
しかし、周辺海域を大規模に模索したものの、中ノ鳥島はそれ以来再び発見されることは無く、
暗黙のうちに実在しないということで、1943年に日本海軍の機密水路図誌から削除されたのです。
今や日本人どころか世界の人全てが立ち入ることができなくなった中ノ鳥島。
存在していれば、日本最東端の島なのですが、果たして本当に存在したのでしょうか?