隕石の衝突から地球を守る方法はあるのか?核爆弾で隕石を止める可能性
隕石強すぎ
どうも進撃の期間工です!」
1988年から2017年の間にNASAは数百もの隕石を計測しています。
およそ16000の小惑星が地球の近くを飛んでいることが判明したのです。
もし、それらが地球に落ちてくるとしたら、私たちはどのように対応すればよいのでしょうか?
今回は、隕石の衝突から地球を守る方法についてお送りいたします!
他にもどんな方法があるのか、あなたも是非、コメント欄に書いてみてください!
目次です!
地球に隕石が落ちた過去
「そもそも、隕石が人に当たったっていう明確な記録があるの?」と考えているあなた、
1954年、11月30日、アメリカ・アラバマ州でそれは起こりました。
その日、タラティーガ郡シラコーガに住むアン・ホッジスさんは自宅で昼寝をしていましたが、
12時46分ごろ、突然轟音が鳴り響き、何かがホッジス家の屋根を突き抜けました。
その正体は、隕石。大きさが18センチ×13センチ、質量約3.9キロの破片です。
隕石は室内にあったラジオを破壊したうえ、昼寝をしていたホッジスさんにも当たりました。
彼女は左尻と左腕にひどい打撲を負いましたが、命に別状はなく、TV出演にも応じています。
これはホッジス隕石と名付けられ、人間に当たって負傷させた確実な記録が残る最初の隕石となりました。
また、2013年2月15日には直系17メートルの隕石がロシアのチェシャビンスクに落下しましたが、
その時の衝撃波により、1491人のけが人が発生し、計4474棟の建物が損害を受けています。
衝撃波で割れたガラスを浴びたことにより、指を切断した人もいたのです。
隕石の影響で人が死ぬ原因には、暴風や高熱、津波、そして衝撃波による散乱物が含まれています。
ちなみに隕石が地球に落ちる確率は2万分の1です。宝くじに当たるよりも高いのです。
このような破壊力を持つ隕石に対して、私たちはどのように回避すればよいのでしょうか?
次から詳しく見ていきましょう。
隕石そのものを破壊する
映画「アルマゲドン」で有名になったこの方法は、地球に衝突しようとする隕石に
核爆弾を当てて撃ち落としてしまおうというものです。
NASAが2007年ごろからこのシステムを計画していることは明らかになっていますが、この方法には危険も伴います。
爆破された隕石の破片が地球に衝突する可能性がありますし、核爆弾にそれほどの威力がないのかもしれません。
実は世界中の核爆弾を地球に落としたところで地球の表面には影響が出たとしても地球そのものには何の影響もないのが現実です。
この方法は、他に打つ手がない場合の最期の手段にした方が良さそうですね。
隕石の近くで核爆発を起こして軌道を地球から逸らす
この方法は、小惑星そのものを爆破するのではなく、核爆発を起こして隕石の軌道を地球からそらすというものです。
しかしこの方法は、隕石が地球に到達する何十年も前に行動しなくてはなりません。
たとえ実行したとしても、思い通りに進路を変えるのは容易ではないでしょう。
隕石にレーザーを当てて蒸発させる
これは数台の宇宙船に搭載した機会を使って太陽光を集め、
それを小惑星の凍っていると思われる表面に照射する方法です。
表面の温度を下げ、細かい破片を蒸気のように噴き出させ、その力で進路を変えようというものです。
しかしこれまた、容易な事ではありません。
何しろその隕石は回転していて、音よりも速く移動しているからです。
紙の上に虫眼鏡を当てて、火をつけようとしたことのある人にはピンと来たかもしれませんね。
ロケットを打ち上げて軌道逸らす
これは隕石の上に宇宙船を着陸させ、電気推進ロケットを何度か噴射し、その力で進路を変える方法です。
有力な手段ではありますが、回転する隕石にそのような力を上手く加えることは難しいかもしれません。
今の監視体制では直径が数100メートル以下の小さな天体まで全て発見するのは難しいのが現状です。
この程度の大きさのものでも、地球にまともに衝突すれば、気候の変動をもたらすほどの威力を持っています。
一方で、直径が1キロ以上ある天体であれば、現在でもほぼ確実に発見することが可能となっています。
ただし、発見してから正確な軌道を計算し、それから対処するとなると、どうしても時間がかかります。
理論的に考えれば、隕石を破壊するのは可能に聞こえるかもしれませんが、まだまだ課題は多そうですね。